連続ページの1ファイルPDF(複数ページ)を、Indesignに自動で配置するスクリプト と Illustrator で、複数ページの1ファイルPDFを全ページ一度に配置したいときの方法

2020/10/01


連続ページの1ファイルPDF(複数ページ)を、Indesignに自動で配置するスクリプト
PlaceMultipagePDF.jsx

CS3より、サンプルファイルとして入っています。
ウインドウ⇒ 自動化⇒ スクリプト
で、スクリプトパネルを出します。

アプリケーション⇒ Sample⇒ JavaScriptに、
PlaceMultipagePDF.jsx があるので、ダブルクリック。

PDFを選択すれば、自動で Indesign がページを増やしながら、PDFを順番にリンク貼り付けしてくれます。
すごく便利!いろんな意味で、もっと早く知りたかった。。。

■いくつか注意点とコツがあるので、整理。
(サイズがA4のPDFなら、なにも考えずに、NewPageで、流し込めば、何もかも全自動!)

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----- べんりあつめ。-----

通常、PDFは、リンク貼り付けするときに、どこをサイズ領域として認識させるかの選択ができます。
アート、トリミング、トンボ、裁ち落とし、メディアの5種。

けど、このスクリプトは、強制的に「メディア」サイズで貼り付けされてしまいます。
PDF上で、トリミングしても、リンク貼り付け時は、トリミング前のサイズで張り付けられるので注意が必要です。
仕上がりサイズでもないかぎり、そのままOKというわけにはいきません。
だって、通常は、トンボがついていたり、ヌリタシあったりしますよね。
なので、ページの中央に配置するために、以下の手順で作成します。
(ソースコードのどこかを変更すればいいような気もしないでもないけど。。。)

1、Indesignで新規ドキュメントを作成。
2、今回流し込みたいPDFをそのままドラッグ。
3、表示されたリンクオブジェクトのサイズを記録し、ドキュメントサイズに設定し直します。
(PDFのプロパティでサイズと、リンク貼り付けした時のサイズが違う時があるので、オブジェクトでサイズを測っておきます。)
4、ドラッグして貼り付けたPDFは消します。
5、PlaceMultipagePDF.jsxを起動。
6、PDFを選択。
7、Choose a Document は、今開いているドキュメント名を選択。
8、スクリプト警告は、OK。OK。
9、Choose a Page は、そのままOK。
10、設定が間違っていなければ、正確にページに合わせて、PDFが配置されます。
あとは、左上の基準点を中央にしてから、ドキュメントを本来の目的の仕上がりサイズへ変更すれば、ページの中央にPDFが配置された状態が出来上がります。

便利だよね。これ!


ちなみに、Illutrator で複数ページを一度に配置したい場合は、すごく簡単で、Illustrator にそのまま PDF をドロップするか、開くメニューで開いて、
PDF読み込みオプションが出てくるので、そのときに「すべて」を選択して開くだけ。
リンク状態で開くか、埋め込み状態で開くかは、最適なパフォーマンスを得るために PDF ページをリンクとして読み込みに、チェックを入れるか入れないかで設定可能です。
配置されたときのページの配置設定は、前回の新規ドキュメントを作成され㋹た時の、設定状態が維持されているようです。

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